先週は、金・銀価格が大きく下落しました。長期金利の上昇に伴って下落していますが、果たしてこれは下落トレンドへの転換なのでしょうか?
金と銀の週足チャートを並べてみました。これを見ると、金は方向感を確認するのにもう1週間様子を見たいところですが、銀は下降トレンドに入っているように見えます。
金は昨年7月と今年6月の高値をせんで結び、さらに去年3月と今年3月の安値をせんで結ぶと、三角持ち合いの下値線を下向きに抜けたように見えます。ただ、ここはより確実性を確認するために、もう1週間様子を見たいと思います。6,000円付近に抵抗線がありますから、それを下向きに抜けたら確実に売りと見ています。
銀は昨年6月以降の高値を線で結ぶとともに、昨年末6月以降の安値をせんで結ぶと、既に加工トレンドの中で上下を繰り返しているように見えます。先週は、ちょうど安値を結ぶラインにタッチしそうなところまできていますから、もしかしたら反転して上昇、そして高値ラインにタッチしてまた下落というチャートを描きそうです。したがって、今すぐ買うというよりは、反転上昇したところで売りのチャンスを伺いたいです。したがって、こちらも来週いっぱいは様子見をしたいと思います。