米長期金利が上昇トレンド入りしています。久しぶりに1.4%台に乗せました。まだまだ低い水準ではありますが、先日のFOMCで発表されてテーパリングの計画ですと、2022年中頃までにテーパリング終了とありましたから、かなりのハイペースです。テーパリングと金利引き上げは直接的な関係はないとしながらも、それだけテーパリングを急ピッチで進めるからには金利引き上げは2022年内と見るのが妥当と言えます。
このように先日のFOMC会合での発表を受け、長期金利は0.1%上昇しました。今後、この上昇に向けた動きが継続するのかどうかが見極めではありますが、現時点の金利1.461%も低いと言える水準ですから、今後3ヶ月から半年くらいの間に1.7〜1.8%付近までに上昇するのではないかと思われます。
そうなると、俄然投資妙味が増してくるのは金銀です。売りのチャンスですね。現時点では金の値動きが掴みきれない状態ですが、これから下落トレンドに入るのではないかと考えています。
現在は1,750ドル付近で揉み合っています。一時期の高値からは根を下げたものの、コロナバブル前の1,500ドル水準と比較すると、まだまだ高水準であることがわかります。さて、これからの金利上昇に向けて金価格がどのように推移するかが見ものです。私は、もう1〜2ヶ月間は金価格の値動きを注視して、下落トレンド入りしたのを確認できれば、即売りを立てたいと考えています。CFDか先物です。おそらくですが、その時期としては10月下旬から11月初頭。FOMCのテーパリング開始の直前と見ています。
したがって、私の投資ストーリーとしては、日経平均CFDを10月下旬までには売り時を見出して現金化し、その資金で金あるいは銀のCFDか先物を売るということを検討しています。もしくは、日経平均が年末にかけて一段高の可能性が濃厚となれば、追加しきん金銀を売りに行こうと考えます。