【Fireへの軌跡】目指せ!50歳サラリーマンのFireへの道のり

家庭の事情で子供と向き合う時間を確保しなければならないことに・・・。Fireの実現により子供を支える時間を作る父親の活動記録。

なぜ、私がFireを目指すことになったのか。

1971年生まれ、今年50歳になるサラリーマンです。

 

妻と二人の子供を持つ、ごく普通の平凡な家庭のはずでしたが、昨年、妻が他界しました。中学生と小学生の子供達は、母親を失った悲しみは当然あるでしょうが、日々の生活では、そのような様子を表には出さず、元気に頑張ってくれています。

 

しかし、二人の子供にとって、まだまだ親が必要な年齢であることは否めません。一方で、私はサラリーマンとして忙しい日々を送っています。典型的な企業戦士であり、とにかく出世と年収アップをひたすら目指して、自分自身をスキルアップさせ、夜遅くまで頑張ってきました。

 

妻が亡くなって、結婚してからの日々をふと振り返ると、家庭のことは妻に任せっきりで、本当に申し訳ないと今更ながら悔やんでいます。せめて、妻の魂が僕の近くにいるのなら、これからは家庭への時間を確保し、二人の子供に向き合って生きていくから安心してと、妻の魂に伝えてあげたい気持ちでいっぱいです。

 

このような妻への懺悔の気持ちを抱えながら、父親として精一杯、子供達の成長をサポートしていきたい。それが亡くなった妻へのせめてもの恩返しと思っています。そのために、私には時間が必要です。二人の子供に向き合い、彼らが素晴らしい人生を歩んでいくための最初の第一歩をサポートするための時間が必要なのです。私がFIREを本気で目指そうと考えたのは、このような理由からなのです。

 

「FIRE」とは最近よく耳にする言葉ですが、妻が亡くなるまで、その言葉の意味をあまり深く考えたことはありませんでした。あと3ヶ月、あるいは半年は生きてくれると思ってたので、妻が亡くなった後の生活のことまで考える機会が持てないまま、妻が亡くなって半年以上が過ぎてしまいました。しかし、妻が亡くなったという事実を少しずつ受け入れ、二人の子供と私の3人で生きていくという現実を考えると、やはり僕には会社に縛られず、家庭に費やせる時間を増やす必要がある。そのためには、会社に頼らず収入を得て、将来にわたり、経済的に不自由ない生活を送るための資金が必要になります。

 

私が目指すFIREとは、世間で言われているような、経済的自由を勝ち取り、悠々自適に暮らすためのFIREではありません。私が目指すFIREは、二人の子供との時間を確保するために、会社に属さず、限られた時間の中で自分の知恵と工夫で収入を得て、今の生活を維持していく。当然、働いて得る収入は減るでしょうが、本物のFIREを目指す人たちのノウハウを少しお借りして減収分を補っていくというものです。

 

二人の子供は、これから教育にお金が必要となる年頃ですし、私自身の老後の資金もそろそろ考え始めないといけない年齢です。したがって、自己資金の全てをFIREに向けて投資する訳にはいきません。まずは1,000万円を元手に、最短でFIREを目指して勉強しながらスタートを切ろうと思います。

 

幸いにして、まだ会社を辞めてはいません。今は新型コロナウイルスの流行もあり、リモートワークが許されています。このリモートワークがが許されている期間に、元手の1,000万円をどこまで増やすことができるか。早期に会社を退職し、二人の子供への時間を確保した生活を送れるよう、これからFIREを目指して頑張ります。

 

2021814日、この日が新たな門出になるために。